拍手お返事(2/13)

ス**さま、うわわ~~~~!なんてすてきな感想をいただいちゃったんでしょう!何度も何度も読み返して、描いてよかった!としみじみとしております。私が描きたかったことを受け取ってもらえる喜びを感じてます。クロオの一途さ・情熱、キリコ姉の変化、キリコ兄、黒男、ひとりひとりに対して、深く読み取って下さって描き手冥利に尽きます!原作との関わりは、もうこの台詞はここで言わせたいと狙ってやってたところがあります。それが原作へのアンチテーゼにならないように気を付けました。特に「ALRIGHT」の手術のシーンとか…いつのまにかどっぷりラブストーリーを描いていたので、心理描写をお褒めいただき天にも昇る心持です。やった~キリジャはぼちぼちリハビリのように描いています。描くほどに、やっぱり好きなんて思ってます。また見てやってください。鬼滅の刃、アニメだとストーリー上はまだまだらしいですね。本当におもしろかったので、コミックスそろえようか悩んでます(笑)拍手、ありがとうございました!

の**さま、浴衣、いいですよね~一粒で二度おいしい。えちえち。うれしい拍手ありがとうございました!

**もさま、初拍手ありがとうございます!キリジャの小説(作文)はまだ全然書きなれなくて、しょんぼりしていたのですが、感想をいただけて天に向かってガッツポーズをしました。うれしい~本当にキリジャ万歳ですよね!やっぱり好きだなあ、キリジャ。

※裏ページからの拍手の通知が、メールで届かなくなってしまいました。多分プラグインのアップデートが原因だよなあ…今まで問題なかったし…どうしようもないので、一層注意して拍手一覧をチェックしますが、もしお返事漏れてしまったらごめんなさい。そうならないように、必死でチェックします!だって、拍手、うれしいですもん!!

その他にも拍手をありがとうございます!

拍手お返事(2/11)&雑記

***uさま、家族パロ見てくださってありがとうございます!気楽に描くつもりが、いつのまにかガッツリラブストーリーを描いてました…自分でもどうしてこうなった感があるのですが、みんなしあわせになれるような設定は私の頭の中にはあります。キリコ兄はキリジャの世界でしあわせにしますので!拍手ありがとうございます~

家族パロをご覧になられた方、拍手を下さった方、どうもありがとうございます。

その他にもたくさんの拍手に感謝を!

よーし、明日も生きるぞ~

ヘッダーの画像を変えてみました。やっぱ勢いで描いたほうが気に入るんですかね。でもそこで満足してると上手くならんじゃないか。描くべし、描くべし。

先日、遅ればせながら鬼滅の刃を一気に見ました。おもしろい。努力!友情!勝利!ジャンプの王道!コミックスは未読なので、アニメ以外のストーリーを全然知りません。推しができれば一気に買うかもしれない。いやいや、今月もうベルセルク一気買いしたし、予算オーバーだぞ。まったりいこう。

ベルセルクのことを思い出せば逸る心!!ヤンアニ連載再開まだかーーーーーーッ!!!こっちもそうとうまったりいかねばならんのに。年単位のまったり、しゅ、修行かよ。つか、あんなところで休載入ったらいかんやろ。編集部そこは上手くやろう。全部全部中途半端やないかい。マジでグリフィスパート、いらん…キャスカルートを早く回収して…もう、時間がたつほど嫌な予感しかしない。あれだけみんなが苦労して10年船に乗ってスケリグ島に来たのに、キャスカはあっさりどっかに行っちゃう気がしてならん。ありえんと思いつつ、グリフィスを選ぶんじゃないかと心配している。もしそうなったら、もし。歴代最低得点を叩き出してクズヒロイン認定不可避…したくないよお。ガッツのためにしたくないよお。三浦先生お願いだあ。

永野先生は休載もあるけど、もっとうまいこと連載してるよ。伏線の回収も早くなったし、格段に読みやすくなってる。情報量は年々ひどいことになってるけど、もう年表出ちゃってて、しかもそれもしれっと変わってて、せっかく覚えたGM(…まだ慣れん。MHの方がかっこいいのに…)の形状と名称が一夜で灰燼に帰しても、ハイ!奴隷はそれも受け入れます。だってそういう世界だもん。御伽噺。後出しじゃんけんに何言ってもしょーがない。でもあれは〇〇では?と思ったことがピターッとはまった時の気持ちよさ!15巻の表紙、密林のサムネから「オーロラだ!ユーゾッタ出るのか!(コミックス派NT未読)」って滾ったのはサイコーだった…神秘と知識、戦争と政治、ガチガチのカッコイイメカニックと、ジェラートピケやミュウミュウが同一時空に存在する世界観が大好きです。

金カム、読んでない新刊溜まってきた。スギモトさん、す、好き…(辺見君)

うーん!!見事に血がドバドバ出る漫画ばっかり読んでますね!

あ!血と言えばドロヘドロも見なくちゃあ。

空想の世界に逃げ込む深夜。いいじゃない。明日はお休みだし。うん。もう今日だ。うん。

その線は水平線

キリジャバナー2

彼に初めて会ったのはいつのことだったろう。

隔離された島。母子の病室。どちらだったか。

俺の行く先で、いつも鼻先にまとわりついて。

NYの夜のことを、今でも鮮やかに覚えている。

「お前さんに、生きることの素晴らしさを教え込んでやる。」

確か彼はそう言って、俺を場末の飲み屋に引きずり込んだのだ。コップに並々と注がれた安酒をあおりながら、半分掴みかかってくるような勢いで、自分の施した手術の成功例と患者の経過を上げ連ねた。純粋に驚嘆した。同時にさして興味もなかった。対岸の火事。火の粉がこちらにかからなければ、彼がどこで何をしていようと関係がない。

俺がいつまでも酔わないのを彼は苛立っていた。水でも飲むかのように日本酒の注がれたコップを空け、そのまま焼き鳥にかぶりつく。彼の怒りを感じるほど、俺の心は静かになる。飲み屋の客らの喧騒に俺たちの会話がかき消される頃、ぽつりと「上手くいくことばかりじゃねえけどな。」と、かなり酔いのまわった目つきで彼は呟いた。ちり、と心に意地の悪い感情が湧いた。こんなやかましいところで散々自慢話を聞かされたのだ。これくらいはと、彼の手術の失敗例を訊ねた。すると見る間に眉根を曇らせて、泣きそうな顔でうなだれる彼に、柄にもなく心が揺れた。冷えた肌に真っ直ぐな情熱を、焼き鏝のように当てられた気分だった。それがきっかけといえば、そうなのだろう。

もう随分と彼に会ってない気がする。

テレビ番組がオムライスの旨い店を紹介しているのを横目に、缶詰のクラムチャウダーをパンで温める。今日は冷える。スウェットを脱いで、セーターを着た。こたつを知らなかった頃に戻してほしい。これがないと俺は日本の冬が越せなくなってしまっている。クラムチャウダーをすすりながら、温泉特集に移ったテレビをぼんやりと眺めた。

こんなに自宅でゆっくりするのは久しぶりなのだ。先日まで、またC国に行っていた。変なコネクションができてしまって、金払いはいいものだから納得のいく案件は引き受けている。たまにカルテをだまくらかしてくるので油断はならないが。あの国もだんだんと夜中まで子どもが出歩くようになってきた。22時を過ぎても、子どもたちが爆竹の音に喜んでいた様子を思い出す。軽いため息をつき、C国で手にしたステッカーを我が家の大黒柱に張り付けた。

海外に行っている間に年を越した。雪のひどい日で、フライトが一日延びてしまう。なんとかホテルを確保し、腕時計がきちんと現地時間になっているのを確認して就寝した。

ひどい夢を見た。椅子に座った俺の上に、彼がまたがっている。にこにこと酔っぱらった面持ちで、俺の眼帯を引っ張るのだ。俺の体は縛られたかのように動かない。口だけは動くので、思う存分下品な口論を繰り広げた。そのうち彼の唇が降ってくる。およそキスとは言えない拙い接触。怒りで目が覚めた。こんな夢を見てしまうほど、俺はどうかしてしまったのだろうか。

帰国したその足で、馴染みのバーに向かった。枯れ枝を合わせたようなシェード。カウンターの一番端。そこが俺の指定席。キープボトルには、ちゃんと前に来た時と同じ量が残っていた。ロックでチビチビやっていると、木製のスピーカーから「morning」が流れ出す。今日はやけにベタな曲を選ぶんだなと鼻白む。

帰宅するとポストの郵便物の中にゲイバー「すきゃっと」からの年賀状があった。でかでかと真っ赤なルージュがついている。絶対にマチコだ。頭を抱える。その年賀状をダストボックスへ放り込むか、冷蔵庫にでも張り付けて色あせるのを待つか、どうでもいいことを思案しながら庭に出た。どうして我が家の庭は落葉樹が多いのだろうか。俺が作ったわけではないからどうしようもないのだけれど。今年は暖冬で雪がないから、落ち葉も枯れ枝も何もかも散らかったまま。雪は良い。何もかも真っ白にしてしまうから。ぼんやり突っ立っていても寒いだけなので、適当に落ち葉を掃いた。夏には薮蚊の出る茂みの下、ハンモックを吊るした木の根元。それだけ掃き集めると、焼き芋でもできそうなくらい落ち葉がたまった。

久しぶりにエンジンを動かさないといけない。ガレージを開け、ワインレッドのフェアレディZのキーを回す。旧車ならではのエンジン音に、少し口元が緩んだ。正直冬にコイツに乗るのは、あまりよろしくない。最新の自動車と違って、隙間風がぴゅうぴゅう入るのだ。暖房もあまり期待できない。エンジンから直接熱気を持ってくる穴が開いてないだけ上等だ。せっかくだししばらく転がしてくるかと、ダウンジャケットを着たまま運転席に滑り込んだ。

あてもなく車を走らせる。春の日の堤防、桜の公園、デパート前の人だかり、夕暮れの海。どこまでも行けそうで、どこへ行けばいいのかわからなくて。

星が光るころ、岬の家の前に立っていた自分に愕然とした。

来てしまった。

どうしてなんて、決まっている。

俺は会いに来たんだ。

彼に。

だけど岬の家は真っ暗で。彼はここにはいない。

どこにいったのだろう。またどこかででメスを振るって、切ったり貼ったりしているのだろうか。それならばいい。もしトラブルに巻き込まれていたとしても、簡単にくたばる人間じゃない。生命力の塊のような男なのだから、絶対にしぶとく生き延びているに違いない。

どこにいったのだろう。胸を焼くものを感じて辟易する。こんなものがまだ俺の中にあったなんて。戦場で凍てついて全部砕けたはずなのに、彼は勝手に俺の中にずけずけと入り込んで、そのたびに小さくて熱い粒を落としていく。粒がいくつも溜まって、か細い炎を上げた瞬間、俺は何かが変化したのを感じたのではなかったか。

それは彼の瞳を覗くとき。彼のツギハギだらけの手を取るとき。仕事を終えた俺を怒りに任せて罵る彼の眼が、涙で滲んでいるのを認めたとき。くだらないことで笑いあい、帰り道で口づけを交わしたとき。

俺にはその変化を受け入れることしかできなかった。オマケみたいな人生だったし、どうなってもいいくらいに思っていたのかもしれない。ただ彼の熱はあまりにも苛烈で。

初めて体を重ねた時のことは、遠い日の記憶のようだった。それでいて鮮明で、手触り一つはっきりと覚えているような。冬の夜風に冷え切った手を合わせる。がさついた己の掌の感触とはかけ離れた、彼の縫合痕のついた頬の感触。彼のことを思い出すことしかできない自分が情けない。

探しに行けばいいのだろうか。なりふり構わず、全部放り出して。そんなことは、できない。彼はできるかもしれないけれど、俺にはできない。俺を待つ依頼者がいる限り、投げ出すなんてことは願い下げだ。

海原の水平線に目をやる。なんとなく俺たちのようだと思う。どこまで行っても平行線。決して交わることがないはずだったのに。夜空と水平線が接する部分。そこが妙に気に入っていた。

ポケットから煙草を出す。車体に寄りかかったまま、深く煙を吸い込んだ。馬鹿馬鹿しくて笑えてくる。こんなことになるから、俺は。

夜空に煙を吐き出した。あっという間に霧散して、暗闇が下りてくる。携帯灰皿に煙草をぎゅっと押し付ければ、小さく火の粉が飛んだ。そうだ。彼のことはきっと一瞬の火花のようなもので、俺はきっとまたタールのような日常に戻れる。穏やかで、揺らいだりしない、なにひとつ欠けることのない日常。毎日死ぬために生きる。一日生きれば一日死に近づく。今までそうしてやってきた。もとに戻るだけだ。静かでいい。

冬の海風にさらされていると、さすがに凍えてきた。車に乗り込もうとした時、小さな光が丘の向こうに見えた気がした。光はどうやら車のヘッドライトのようだった。一直線にこちらへ向かってくる。まさか、と思う間に、黒いクラウンが俺の目の前に停まった。

勢いよくドアが開く。

ヘッドライト消してから降りて来いよ。

逆光になって顔が見えないよ。

暗闇を引き裂いた光の中で、朗らかに声が響く。

「またヒトゴロシか!キリコ!」

【BLOG】作業用BGM②

以前のブログでベルセルクが私の中でアツイとゆー話をしました。

というわけで、現在ガッツリ平沢進を聞いております。どうしてこの奇天烈な紳士がフジロックに出ておるのか甚だ疑問だったのですが、納得納得。ライブのパフォーマンスの充実っぷりもさることながら、楽曲の無敵感。壮大すぎて夢に出たわ。「灰よ」から入ったわけなんですが、むちゃくちゃかっこいい。狂ったようにリピートして聞きました。「sign」で平沢言語なるものに接触し、「ワージッ!」と詠唱できるくらいにはなりました。そして「Forses」!無敵状態になれます。「パレード」のようなディストピアな音も好きだなあ。

実に構成がスサマジイ。最初っから爆音で来たかと思いきや、ちょっと待て、まだ先があるぞ。ああっ、そこでそんなに絞っちゃう?怖い怖い。来た来た来た、でっかい波が来たー!って。また歌詞が意味不明すぎて、考察なんかできないけど、言葉遊びのできる稀有なアーティストなんじゃないかと。ううん、上から目線!にわか馬の骨だから許してください。

平沢進超初心者なので「庭師king」を聞いて、へらへらと笑って居る次第でして、P-MODEL時代のトンガッタ音はまだ聞けません。テクノは大好きなので、きっと聞いたら楽しめるとは思うんですが、なんつーかな「もう戻れない感」があるんですよねえ…YMOがショートケーキなら、こっちはバナナレアチーズエクレアブリュレ(そんなお菓子ある?)みたいな…余計にわからないですね。

80~90年代のテクノの朴訥さが新しく聞こえるこのごろです。YMOの「君に胸キュン」のおふざけ加減がたまらんです。歌謡曲の中に打ち込み系の音が増えて、Jpopになっていく過程の音楽を聞くのは面白い。アイドルって存在が大きい気がします。松田聖子まではとにかくオーケストラ背負わせて歌わせとけって流れだったんですが、もっとキラキラしだした光GENJIなんかが出てくると、もう止まらない。そのへんのサウンドの変遷は、杏里を聞くととても分かりやすい。バブリーなサウンドも当時はさぞかし刺激的だったのでしょう。情熱的で素直で、その時代を表す音楽。今聞けるしあわせったらないです。00年代にもかかりますが、電気グルーヴも聞きます。いよいよ本格的に動き出したし。「N.O.」「モノノケダンス」「キラーポマト」「猫夏」が好き。割と古いのばっかり。ピエール瀧のことは大好きなので、応援したいです。あと瀧の逮捕以来、石野卓球の株が私の中でうなぎ登りして冷凍されてます。ガチ中のガチってあんな人のことを言うんですね…怖。

サカナクションもよく聞きます。「忘れられないの」ではバブリーな雰囲気の再現度が高くて、しかしながら古臭くなくて、無限にリピして聞きました。でもサカナクション、取扱注意なんですよ~私にとって。深夜に聞き出すと妙にハイになっちゃって、そのまま朝を迎えるなんてことがざらにあっちゃったり。困ったもんです。原因は単純に音の多さです。意外とピッチの速いビート。音の洪水。そして最低限の処理しかしてないボーカル。いやはや人間の声ほど強いもんはないですね。ライブチケット抽選はずれたの未だに残念。

あとは「創聖のアクエリオン」とか「妖星乱舞」とかYouTubeのピアノメドレーとかを延々と聞いてます。やたら音楽アプリを進められんだけれども…お金がかかるのは嫌だなあ…そうだなあ、その他はこれらのアクの強い楽曲の毒を抜くためにSAKEROCK聞いてますね。星野源とハマケンのやりとりにほっこりする。その前は、ずっとマキシマムザホルモン爆音で聞いてたし、家族パロと取っ組み合ってる最中は打首獄門同好会とヤバイTシャツ屋さんばっかり聞いて、マンウィズアミッション聞いて、ユーミン聞いて、嵐まで聞いて、これでもかと音楽でドーピングしてました。オリジナルカクテル状態のドーピング。音楽は偉大。何にせよここ最近の作業BGMは闇鍋状態です。

そしてそれらを聞きながら描いてるのは濡れ場っていうね、ホント自分の正気を疑いますよ。めっちゃ楽しいです(いい笑顔)。

【BLOG】ベルセルク・ガッツの人生ハードモードすぎてつらい

…ね。どうも一部で「日本で一番ハードな主人公」「絶対に転生したくない主人公」にランキングされている漫画ベルセルク主人公ガッツです。

いや、それ、わかるわあ。どれだけハードなのか、ちょっと思い出してみます。

・木に吊るされた母親の死骸から、泥水の中に落ちて出生。(この地点でSSR確定)

・偶然通りかかった傭兵団に引き取られ、傭兵の一員として育てられるも、養母の病死以来養父に疎まれる。

・9歳の時、養父に銀貨3枚で売られ、屈強な男に犯される。

・11歳の時、酒浸りになっていた養父を偶発的に殺してしまう。

・傭兵団を抜け出し、各地を転々としながら傭兵稼業を15歳まで送る。

・鷹の団に入団し、ようやく仲間とも呼べる人間関係を結び、心を通わせる女性(キャスカ)もできたが「蝕」で全部ぶっ壊れる。

・この世のものならざる化け物(使徒)に仲間が理不尽に虐殺され、目の前でキャスカを凌辱される。キャスカが犯されている間、目をそらせないように使徒にガッチリ抑え込まれて、右目に爪を立てられている。この時右目と左腕を失くす。

・蝕を生き延びたもののショックからキャスカ発狂、幼児退行を起こす。キャスカが身ごもっていたガッツとの子どもに魔が憑りつき、異形のものとして生れ落ちる。

・体に刻まれた生贄の刻印のせいで、日没とともに襲い来る亡霊などと戦い続ける日々が長らく続く。安心して眠れる夜がない。キャスカの介護と戦闘でボロボロになる。後に亡霊の心配はなくなるが、それでも悪夢やフラッシュバックに苦しめられているもよう。甲冑を着けたまま壁に寄りかかって休息をとるなど、睡眠は浅い。横になっているときは大概満身創痍で治療を受けている状況。

・戦闘狂一本角、胎海の娼姫に執着され、その度死にかける。

・狂戦士の甲冑を纏うことで、味覚障害、色覚異常、視野狭窄、手の震え、頭髪の一部の白髪化が弊害として現れる。悪化の一方。

・戦闘において狂戦士の甲冑が折れた骨に食い込んでいくので、怪我をしてもすぐに甲冑が脱がせられず出血が続く。脱がせた後も砕けた骨と断裂された筋肉の痛みで覚醒と気絶を繰り返し、その度にふさがりかけた傷が開く。

・炎で焼かれること、雷を浴びること、海の底に沈むこと、一通りやって死にかける。

・必死に守ってきたあうあう状態のキャスカに恐怖心を抱かれ、何をやっても威嚇される。がんばってもご褒美がない。

・なんとか五体満足()で目的地の妖精の島にたどり着き、キャスカの心を取り戻すことに成功したかと思いきや、彼女はこれまでのガッツの健闘ぶりを夢のようにぼんやりとしか認識していなかったことが判明。さらに彼女はガッツの声・姿を認識しただけで、蝕のトラウマが発動し発狂してしまう。←今ココ!

そして彼は現地点で推定24歳なんです。

2 4 さ い 。

目頭が熱くなってきた…

そして子持ちなんだよなあ…

グリフィスに関しては、まあ、いいや…こっち見ないで、好きにやってたらいいよ…

頼む、頼むよ…

キャスカ…今ボールは君の手にある。ガッツやシールケ、ファルネーゼにセルピコ、パックにイバネラついでだけどイシドロ、みんなが妖精島にやってきた意味を知ってほしい。夢の向こうから見ている感覚じゃなくて、君の方から手を伸ばして。難しいか。でもまた狂気の世界に行ってしまうのだけはやめてほしい。君の「会いたい人」はガッツのことだろう?間違ってもグリじゃないだろ?

ギリギリで正気を保ってるガッツが一番つらくなるだろう?

ガッツをしあわせにしてやってくれえええええええ

そしてこのイラストである。

ちょっと捕捉しておこう。ガッツの恵まれたところ。

・強い

・モテる

・でかい

204センチ、115キロらしいッス。装備のドラゴンころしは推定200キロ、狂戦士の甲冑は30キロと仮定して、義手の重さは大砲を仕込んでいるほどだから10キロはありそうだ。やべえ。ガッツ、ドラえもん3体分の重量ある…

モテるのはしょーがない。強くてでかくて、粗野な言動のくせに繊細なところがある。たまに即死級の殺し文句をナチュラルに言う。命を削って守ってくれる。そんでもって本命の彼女に振り向いてもらえなくても、守り抜こうとするひたむきさ。惚 れ な い 理 由 が な い。パーティの女性2人はかなりガチに惚れている。

強いのは、もう、肉体面でも精神面でも。壮絶の一言。本当に人生ハードモードが過ぎる。

…妖精島で平穏に時間が過ぎているのに一抹の不安があるんだよな。嵐の前のなんとやらってやつさ。そんなことしてる間に、甲冑の護符の強化やガッツの傷の回復とかやって欲しいんだけどなあ。そんなことをもだもだ考えているうちに5年くらい経ってしまいそう。勘弁してよ…

でも不変の事実を述べよう。

ガッツ、そんなきみが大好きだ!

拍手お返事(2/5)

*沢さま、私も山田野先生大好きなんですよ。クロオが教えを乞うのは山田野先生がいい!と決めて描きました。パロディなので原作にはありえないことをたくさん盛り込みました。きちんとシフト通り働くクロオ。ウエディングドレスを着るキリコ姉。楽しんでいただけて、本当にうれしいです!描いてよかった!!キリコ兄は出向したNYで運命の出会いが待っています。原作でもキリジャ民にとってNYは特別な場所ですしね。これからはキリジャの方で彼を大切に描きたいと思っています。すてきな感想をありがとうございました!

***uさま、移転先に遊びに来てくださってうれしいです。やりたいほうだいの家族パロです(滝汗)自分でもこれでいいのかと問いながら描き進め、原作を度外視した暴挙に恐れおののく日もありました。でもスッパリ描き上げた気持ちはあるので後悔はないです。拍手絵、お気に召していただけて何よりうれしく思います。ありがとうございました~

キリコ兄の職場

彼らは完全に私のオリジナルキャラクターなのですが、やたらと気に入っているので、家族パロにも出したくて設定だけ練っていました。彼らに関するエピソードも頭の中にあります。出力するのがいつになるかわからないので、先に設定を出します。字が細かいので見えるかなあ。

誰だこいつら、と思われる方。興味がありましたら、こちらをどうぞ。

家族パロ本編の中にも名前だけ出ていた人がいます。本編ではキリコ兄はひたすら縁の下の力持ちってポジションでしたが、職場では良き仲間に囲まれて充実していました。飯村には迷惑しかかけられていません(笑)

【BLOG】家族パロ完結において

サイトを作って間もなくのことでしたね。いきなり「家族パロを仕留める」「描き切らないとキリジャが描けない」と宣言して、そのとおりに家族パロという正体不明の熱をとっちめるべく、私は使える時間の全てといっても過言でないくらいに、長い時間をかけて頭の中の思考を漫画にしてきました。

描いているうちに人間の思考とは変わっていくもので、現在のラストシーンは初めに想定したものとは大きく逸脱した結果になりました。もう何でもやってやれの精神でした。だからキリコ姉に白無垢も、ウエディングドレスも着せました。わはは。暴挙。神をも恐れぬ悪辣。にこやかに毒の盃をいただきましょう!

家族パロは、本当は「ALRIGHT」で終わる話だったのです。その先へ先へと物語が続いていった理由は、ただただクロオの情熱にあるとしか言えません。彼の情熱のままにペンを走らせると、世間体、倫理観などなど、大人の常識が私を苦しめました。やおいを描いているのに、一端の道徳心は残っていたみたいです。ですが私の思いとは裏腹に、クロオは自由闊達に周囲の登場人物を巻き込んで、物語を大団円へと導きました。これはひとえに手塚先生の生み出されたブラック・ジャックが持つ情熱を、勝手に私が自己解釈でキャッチしてクロオにインストールした結果です。腐った物描きにも一筋の光を与えてくださる原作の力を思うと、ただ頭が下がります。

原作の設定を踏襲しつつ、キャラクターの外枠を借りて、独自の解釈を加えるパロディとは、本当にオリジナルに近い二次創作なのだと感じました。なんせメスが投げられないブラック・ジャックや安楽死装置を使わないドクター・キリコを描くわけで、それがとても新鮮でした。こんなことさせていいのかと、ひやひやして描いていたのも事実ですが…穏やかな並行世界の彼らは、さぞ平和な日々を謳歌するだろうと思いきや…殴ったり、わめいたり、爆笑したり、泣いたり、怒ったりと実に人間臭い日々を送りました。そんな彼らを描くのは、とても楽しい時間でした。

そしてやはり家族パロを描いていくうちに、原作に近いキリジャのブラック・ジャック先生とキリコ先生との違いをはっきりと認識できました。

キリジャのブラック・ジャックとドクター・キリコ。彼らの持つ闇夜の妖しさ。生と死をぶつかり合わせる火花の苛烈さ。そして何より邪悪な微笑。描きたい!描きたい!と何度胸を掻きむしったことでしょうか!家族パロをきちんと終わらせたなら、もう描ける。描いていい。今はその嬉しさがあります。

ただ、肝心のBJ先生が私の中で完全に迷子になってしまっています。家族パロのクロオと黒男はBJ先生を分けた人格が始まりでしたが、彼らは物語が進むうちに完全に変容して、再びひとつにはなりません。ああ、頭の中で二人が取っ組み合い始めたよ。いっしょになるなんて嫌だって。

でもキリジャのBJ先生を描いてきた時間のほうがはるかに長くて、彼はすぐそばにいるような気がします。見つけに行こうかな。キリコ先生と一緒に。

キリコ兄はキリジャの方から出張してきてもらってる感じで描いていたので、あまりぶれていません。多少は丸くなってますが。

現パロはそれはそれで、おいしいところがたくさんありますから、また気が向けば描こうという気持ちはあります。キリコ兄の会社の話や、へケートちゃんとキリコ姉の出会いなど、家族パロで描き切れなかった枝葉の話は20近くあります。描くぞ!と息巻いていた話もあるのですが、ちょっと一旦休憩(笑)さすがに全部は無理なので、いつか、たぶん。

そしてキリジャを描いていた時間よりは、とても短い間だったけれど、濃密な時間を過ごした家族パロの面々を大切に思っています。キャラクターの人生のその先が倖多いものになるような設定を盛り込むほどに。そのくらいキャラクターに入れ込んで描いていました。へケートちゃんについても捕捉したいけれど、ここだと長くなるからなあ。勝手に出して!なんて、怒らないでね。

最後に家族パロの完結を待っていてくださった方々、見守ってくださった方々、みなさんのおかげでここまで描いてこられました。私は相変わらずの小心者ですが、みなさんと一緒に創作の楽しさを共有できて、うれしく思います。もし良かったら、感想など下さるとありがたいです。拍手でも。もちろん。

A new comic was done.I wish my comics please you!

たくさんの感謝を込めて。With the thanks from a heart. おこめ

【20話】Praise You【最終話】

長らく紡いできました家族パロの物語は、ひとまずここでおしまいです。お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。with the lot thanks!

タイトルはFatboy Slimより。これを描くにあたって実にたくさんの音楽の力を借りました。その中から、彼らにぴったりの曲をひとつ選ぶなら…と、歌詞を見て決めました。

「私たちは 長い長い道のりを いっしょに歩いてきた

楽しい時も 苦しい時だって乗り越えて

お祝いしなきゃね

いい感じに 君を 褒めまくりたい」(超意訳:おこめ)