暴力的表現があります。苦手な方はご注意ください。
クロオの悩める高校生時代の話でした。家庭内暴力はいかんと思うのですが、家庭でしかできない指導もあります。
そういった意味合いでキリコ兄は家長としての振る舞いを求められる立場にあり、非常に苦しい部分が偲ばれます。キリコ姉は母性の役目を担いつつ、下兄弟の思春期を迎え、血縁がないと言う事実を突きつけられる場面が増えていきます。
そしてのびのびと育った(本人達はそう思っていませんが)クロオと黒男は、この一件をきっかけにギスギスしていきます。しかし低レベルの争いにとどまっているあたり、彼らなりのコミュニケーションとして成立しているのでしょう。世の中には様々な形態の家庭があります。その中のひとつとして彼らの家族は存在しています。
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