更新(5/6)

ええと、新しい話を描き始めました。タイトルは「E13」シリーズになります。今回も音楽から題名とイメージを拝借しているのですが、今回どうしても曲名そのままを使うのは憚られまして…アレンジバージョンのタイトルの更に抜粋という...

あとがき:虹の彼方によせて

いかがでしたでしょうか……原作の「白葉さま」からのオマージュを含みつつ、勢いと思い付きで書いただけあって、もうちょっときちんと調べて書けよってとこが多かったですね! 特にミックスジュース温泉とか、白蛇信仰とか。深く考えな...

キリジャバナー2

虹の彼方に(八)

※2021/12/11ちょっとだけ改訂 『名湯の湯治場、天然ガスで爆発』 『負傷者多数も死亡者なし』 『カルト教団一斉摘発』 そんな見出しが飽きた頃、やっぱりあいつは現れた。我が家のように押し入り、リビングで新聞を読む俺...

キリジャバナー2

虹の彼方に(七)

※2021/12/11改訂 むかしむかし、とは言ってもそんなに大昔ではない、むかし 白いへびのかみさまを おまつりしている人たちがいました みんながいっしょうけんめい おいのりをして おきてをきちんと守るので 白いへびの...

キリジャバナー2

虹の彼方に(六)

※2021/12/11改訂 いくつかの儀式を経て、俺は装束を身にまとう。 白木の案に載せられたのは俺が指定した衣服。 控えている教団の人間は内心穏やかではないだろうが、知らぬ顔をしている。何せここは奥の院の最深部。一握り...

キリジャバナー2

虹の彼方に(五)

※2021/12/10改訂 夜が明けるとキリコを連れた大師様御一行は本山へと出立した。出迎えの時とは違い、誰も言葉を発さぬ静寂の中、神輿は社を離れていく。 白い几帳が揺れるのを眺めていると、昨晩のやりとりが脳内に蘇ってき...